二十四節気の10番目の節季となる夏至。
2021年は6月21日。一年で最も日照時間が長い日です。
古より太陽の力が最大になると考えられ、日本各地で夏至ならでは祭りなど様々な風習が残っています。
有名なところでは、三重県伊勢市にある二見興玉神社で行われている「夏至祭」。
残念ながら、今年は神職による祭典のみ斎行され、鎮魂・禊・修法の儀式は中止となりました。
一般的な風習は稲作に関わり、関東地方では小麦餅を田の神に供え、太陽の恵みに感謝する習わしがあります。
関西地方では、稲の根がタコの足の如く地面に広がりつくことを願い、一部にはタコを食べる風習が続いています。
何れも豊作を祈願する日本らしい風習ですが、
今年は夏至が終わると、新型コロナのワクチン接種が進むと同時に、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。
季節の移り変わりと太陽の恵みによって、将来の日本が明るい兆しに切り替わる節目としたいと思います。
髙野修一